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2022年第3回定例会の内容及び、今春に行った地域アンケートに寄せられた声をご紹介した「はばたき通信」第45号を発行しました。ぜひご覧ください。
9月12日から10月19日の日程で区議会定例会が行われました。私は本会議質問を行いました。地域の方からお寄せいただいた様々なテーマを取り上げる事ができました
(本会議質問の全文はこちら)
7月~8月にかけての65歳以上高齢者の自宅療養は2000人以上になりました。その中には介護を必要としていた方もおり、必要なサービスが受けられなかった方もいました。対策を求め、「区は実態を把握に努める」と答弁しました。
学校行事の前後にPCR検査や抗原定性検査を行い、感染拡大を防ぐ対策を行うよう求めました。
鷺ノ宮駅南口のバリアフリー対策について、区は「エレベーターを設置する事は難しいと西武鉄道と確認している」と後ろ向きの姿勢でした。踏切内への点字ブロック設置は「対応のあり方を検討」と答弁。
今は200円の運賃でシルバーパス不可となっています。区は「利用実績や利用者の属性、利用者の意見についてアンケート調査などで把握したい」と答弁。
二酸化炭素(CO2)大幅削減には、再生可能エネルギーの普及が欠かせません。家庭への太陽光発電システム設置に対する補助金について、「検討する」と答弁。
保育の質向上のために、保育士の配置基準を引き上げることを求めましたが、区は「国や都に見直しを要望する」と自ら引き上げることには後ろ向きの答弁。
物価高騰対策-区民から要望のあった様々な提案が実りました
6月上旬には日本共産党議員団として物価高騰対策の緊急要望を区長へ提出しました。その後、8月下旬に中野区が示した物価高騰対策には、この緊急要望の内容が多く盛り込まれました(カッコ内参照)。物価高騰の影響は生活の様々な場面に及び、深刻さも増しています。引き続き、迅速かつさらなる対応を求めていきます。
今年3~5月にかけて実施したアンケートでは400人以上の方から返信を頂きました。新型コロナ対策では検査体制の拡充や陽性となった場合の治療および療養体制の充実を求める声が多く届きました。
地域の課題では鷺ノ宮駅の改善や連続立体交差事業の進展などの西武新宿線についての改善や公園の充実等々、様々な要望も具体的に記されていました。多くの声をお寄せいただいたことに感謝申し上げます。今後もぜひ皆さんの声をお寄せください。
道路の安全対策を
寄せられた声:交差点に横断歩道があるが車が止まらない。美鳩小の通学路にもなっているので、「止まれ」の看板と一時停止の線を書いてほしい。
現状と今後:注意喚起の案内板設置や道路の塗装などできる対策がないか警察や中野区にも問い合わせを行っていきます。
鷺ノ宮駅南口にエレベーター(エスカレーター)設置を
寄せられた声:鷺ノ宮駅南口の長く急な階段は、老齢の姉の通院介護の際に登り切れず、ほとほと困っている。早急に対策を取ってほしい。
現状と今後:国はホームから駅出口まで段差がなく利用できるルートを複数整えようとしており、鷺ノ宮駅南口の現状は改善すべきです。補助金の活用などを引き続き提案していきます。
西武新宿線の立体交差化の実現を
寄せられた声:西武線の立体交差化はなぜ全く進まないのか。踏切を待つときにいつもイライラしている。
現状と今後:野方―井荻駅間は高架と地下のどちらで立体交差化をするのかも決まっていない段階です。区は都とも連携して現状について説明会をすべきです。また、早期の実現可能性という観点からも地下化での実現を本気で検討するよう今後も求めていきます。
横断歩道の設置を求める
寄せられた声:風の子ひろば前の千川通りのところに横断歩道を設置してほしい。
現状と今後:この区間は横断歩道の間隔が長く、道路を渡る人も多いと聞いています。信号機や横断歩道の設置条件を調べ、できる対策を考えていきたいと思います。
白鷺せせらぎ公園の整備を
寄せられた声:土のぬくもりを感じる公園ではあるが、高層アパートの陰で泥んこ状態。きちんと整備すれば日陰となっても子どもは遊ぶ事ができる。
現状と今後:下が調節地のため、地面が温まりにくく、水はけが悪いという現状になっています。地盤の改良や植栽、遊具についてなど改善を求めていきます。
武蔵台公園にトイレの設置を
寄せられた声:武蔵台公園にトイレを設置してほしい。2~3分の近隣を使用しろというが無理。現在、ウォーキング等で老人も使用する。今までの公園内の子どものみが対象でない。
現状と今後:今年度の公園予算で武蔵台公園にトイレを設置するための工事費が計上されました。今後、工事が行われることになります。
10月18日から中野区地域公共交通の実証実験である若宮大和町循環の運行が開始されました。実証実験中は午前9時から午後8時まで20分間隔で運行し、運賃は大人200円、子ども100円です。
2018年に区が実施したアンケートによって若宮地域は、交通空白地域であるとともに、そうした状況に不満をもつ区民が比較的多いことが明らかになっていました。区はアンケート結果を受け、対応を検討してきました。今回の実証実験の実施は、長年にわたる地域住民の願いが叶ったものです。実証実験は来年3月31日まで行うとともに、期間中及び実験終了後には利用者アンケートも実施し、交通空白地域の解消のための方策を考えるとしています。
私も議会で繰り返し運行を求めるとともに、9月にはこの路線でシルバーパスを使えるようにすることを求めました。
日本共産党中野地区委員会と中野区議団は酒井直人区長、入野貴美子教育長に対して、2023年度予算編成に対する要望書を提出しました。この間、地域の方々や様々な団体と懇談をさせていただきお寄せいただいた要望を記載しています。
社会の中の「当たり前」を問い直そう ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女』
このお話は作者が言う通り、二人のレズビアンの物語です。同時に、「女の子は男の子を好きになるもの」「家族は助け合うべき」など、社会にままある「当たり前」を意識的に問い直させてくれる物語でもあります。自分が「どう生きたいか」を考えるときに様々な選択肢となる指針があることの大事さを気付かせてくれます。