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第4回定例会の中身を紹介した「はばたき通信」第35号を発行しました。画像はPDFデータへのリンクになっています。記事の中身は以下の通りになります。
1.区民の命とくらしを守る政治の実現を 新年にあたり
新年を迎えましたが、いまだ新型コロナの感染拡大は収まらず、先の見えない状況が続いています。そうした中で、様々な方から生活や生業に関するご相談を受けました。支援制度に届いた方もいれば、届かなかった方もいて、日本の「公助」の弱さを実感しています。今年をみなさんとともに、そうした社会を変える1年にしていきたいと思っています。
第4回定例会 新型コロナの感染を抑える政策を
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑えるには、「検査・保護・追跡」を具体化するしかありません。そのカギとなるのがPCR検査の抜本的拡充です。党区議団は第3回定例会に続いて、PCR検査の抜本的拡充を求めましたが、区はその考えを示しませんでした。
また第4回定例会では第8次、第9次補正予算が成立しました。主な中身は次の通りです。
各種支援制度のご案内
コロナの影響で暮らしが大変になった方への支援制度があります。分からない点などありましたら、お気軽にご連絡ください。
2.核兵器禁止条約がついに発効へ
昨年の10月24日に、核兵器禁止条約の批准国が50か国に達し、今年1月22日に条約が発効します。初めて核兵器そのものを“違法”の存在とする画期的な条約です。しかし、唯一の戦争被爆国である日本はこの条約について、批准する意思を全く持っておらず、世界中から批判と失望の声が上がっています。
区議会で陳情が不採択に
そのような中、第4回定例会で中野区議会に対し、「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書」を提出することを求める陳情が出されました。しかし、結果は不採択。反対は世界の流れにも反するものであり、結果は大変残念です。
賛成19人:共産党、立憲民主党、無所属(むとう、近藤、石坂、小宮山)
反対22人:自民党、公明党、都民ファーストの会、無所属(いながき、立石、竹村、吉田)
3.中野区民アンケートへのご協力ありがとうございます
中野区民アンケートには12月28日時点で4500人以上の方から返信を頂いています。アンケートをきっかけに生活相談に至った方や寄せられた声を議会で紹介してきました。今後、結果の報告を行いたいと思います。
4.第4回定例会日誌
① 11月26日/本会議 来住議員が質問。中野区は羽田空港新着陸ルートの変更を国交省に求めるべきと区の姿勢を質した
② 11月27日/本会議 浦野議員が質問。生活保護ケースワーカーの外部委託問題で区が支払う委託料と事業者の報告書に1年間で数千万円の差があることが発覚。区は「実態を調査する」と答弁。
③ 12月2日/常任委員会 「令和3年度予算で検討中の主な取り組み(案)」が報告される。「区内交通環境整備」が掲げられ、新たな公共交通サービス導入の検討を進めることが明らかに。
④ 12月2日/厚生委員会 区役所新庁舎において、生活保護窓口のみが庁舎外に移転する方針であることが正式に報告される。党区議団は、「様々な窓口との連携も必要な生活保護窓口の移転方針は撤回すべき」と求めた。
⑤ 12月10日/本会議 党区議団が提出した「持続化給付金の再支給を求める意見書」は否決された。
5.日々雑感 美術に親しんでみたい 山口つばさ『ブルーピリオド』
子どもの頃から、上手に作ることのできない「美術」というものに、「自分がなかなか理解できないもの」という苦手意識がありました。この漫画は美術の楽しさに目覚めた主人公の苦悩と成長が描かれた作品です。1つ1つの美術作品にいかに作者の思いが込められ、制作されているのかの一端に触れ、美術を少し身近に感じ、親しんでみたくなりました。
私が総括質疑を行った第3回定例会の報告である「はばたき通信」第34号を発行しました。どうぞご覧になって下さい。郵送をご希望の方はぜひ このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください。
画像をクリックするとPDFへのリンクにつながります。
1.第3回定例会報告 総括質疑ハイライト PCR検査拡充、基金活用、気候変動対策を求める
9月7日から10月13日にかけて行われた区議会第3回定例会において、決算特別委員会で質問に立ち、区民のくらしと経済を守るために様々な提案を行いました。質問の中身を紹介します。
(1)PCR検査拡充について
羽鳥 高齢者施設で無症状者も含めた定期的なPCR検査の実施を
区 多くの課題があり、慎重に見極める必要
新型コロナウイルスの感染拡大を抑えることと、社会・経済活動を再開することを両立させるカギとなるのが、検査と医療を抜本的に拡充すること、そしてその要となるのがPCR検査の拡充です。
私は国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センターがコロナに感染しつつも無症状者の人から感染が広がった可能性を指摘している中で、(画像出典:国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センター「新型コロナウイルスSARS-CoV-2 のゲノム分子疫学調査2(2020/7/16 現在)」より抜粋)無症状者まで含めた大規模な検査を行い、コロナ感染を広げうる人を発見することが必要ではないかと区の見解を質しました。区は「情報収集に努めたい」と言うだけで、「無症状者まで含めた検査の実施の予定はない」と答弁しました。
そこで私は、東京都が特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院の職員と入所者15万人を対象としたPCR検査への補助を行うと発表したことを受け、その対象外となる認知症グループホームやデイサービス施設などで定期的なPCR検査の実施を求めました。しかし、これに対しても区は「精度の管理や検査の間隔、陽性時の事業継続の問題や防疫業務との連携の在り方など多くの課題を有しており、慎重に見極める必要がある」と拒否をしました。
最後に私は現在、党区議団が実施しているアンケートでPCR検査基準の拡充を求める声が区民の圧倒的多数であることを紹介し、感染拡大を抑えるために改めてPCR検査の拡充を求めました。
(2)区民の暮らしのため、基金を活用せよ
羽鳥 来年度予算編成にあたっての20%の経常経費削減は見直すべき
区 これを目標に予算編成を進めていく
羽鳥 これまで貯めてきた財政調整基金を使い、区民の苦境に寄り添うべき
第3回定例会の初日、酒井区長は行政報告を行い、その中で「これまでの財政規模を維持することは困難であり、財政的な非常事態にある」「次年度の一般財源は92億円減少する」と述べました。そして、区の各部署に2021年度予算編成にあたっては経常経費20%削減を行うよう方針を示しています。
私が「財政調整基金からの繰り入れを行うのか」尋ねたところ、区は「まずは繰り入れを前提とせずに取り組みを進める」と答弁。私は「区民の生活がこんなに大変な時に、区の基金は減らさないという方針を出すというのは、区民の生活について一体どう思っているのかと疑わざるを得ない」と批判するとともに、経常経費20%削減方針は改めて、コロナウイルスの感染拡大による深刻な影響が出ている今こそ、これまで貯めてきた財政著政基金を使うべきと求めました。
(3)鷺宮西住宅の建て替えをすすめよ
羽鳥 鷺宮西住宅の建て替えと西武新宿線連続立体交差事業に合わせたまちづくりは切り離せないか
区 鷺宮西住宅の建て替えは必ずしも連続立体交差事業と一緒に進めていく必要はない
鷺宮西住宅はまもなく築60年を迎えようとしており、老朽化による施設の不備やエレベーターがないことに住民の高齢化も合わさり、早期の建て替えとそれに伴う負担の軽減が求められています。これまで区は建て替え時に必要となる幅員6.5メートルの接続道路が確保できないこと、西武線連続立体交差かと合わせたまちづくりと一体での建て替えを意識していたことから、「早期の建て替えは難しい」と考えられてきました。
しかし今回の質問で区は「幅員6.5メートルの道路がなくても建て替えできる方法を検討していること」「必ずしも連続立体交差事業と一緒に進めていく必要はない」との認識を示しました。
(4)大幅な二酸化炭素排出量の削減目標を定めよ
羽鳥 環境基本計画を改定するにあたって二酸化炭素(CO2)削減目標は気温上昇を1.5度未満に抑えるものにするか
区 国の目標をふまえ、適切に目標を設定し、二酸化炭素(CO2)排出量削減目指す
中野区は来年度に環境基本計画の改定を控えています。今の気候危機ともいえる状況を抑えるには徹底的なCO2削減が必要です。現在の日本政府の目標はパリ協定に沿ったものとは言えません。パリ協定に沿ったものとするには2040年~43年にCO2排出量をゼロ(図表参照)にする必要があります。そのことを求めましたが、区の答弁は「適切に目標を設定し」とあいまいです。私は「科学に整合を取って未来に責任ある目標の設定を」と求めました。
質疑映像配信中
区議会ホームページにて決算特別委員会総括質疑の録画映像がご覧になれます
1.2019年度決算について
(1)保健所体制とPCR検査について(1分50秒から)
(2)区財政運営について(37分50秒から)
2.鷺宮西住宅の建て替えについて(33分00秒から)
3.区民に寄り添う対応と職員体制について
(1)国民健康保険について(58分40秒から)
(1)国民健康保険について(初めから)
(2)債権管理について(11分47秒から)
(3)中小企業の実態把握について(15分42秒から)
(4)生活保護行政について(17分05秒から)
4.環境基本計画改定について(23分50秒から)
2.コロナ対策前進 第3回定例会で成立した補正予算の中身
①PCR検査等準備金 PCR検査等を実施する医療機関に50万円を支給
②新生児特別定額給付金 今年度中に生まれた区内の新生児を対象に1人5万円を支給
③給食事業者支援 区立小中学校臨時休業中、学校給食の中止によって影響を受けた給食食材納入業者へ補助
④65歳以上インフルエンザ予防接種の無償化 自己負担を無くして接種を増やし、医療崩壊を防ぐ
⑤プレミアム付き商品券 5000円で6500円分の商品券を発行し、区内の消費喚起・商店支援
⑥震災時避難所への間仕切りの配備 飛沫感染防止対策のために48カ所の避難所に配備(予備費対応含む)
3.少人数学級の実施を求める意見書が全会一致で可決
第3回定例会において、党区議団は4つの意見書を提案し、「少人数学級の実施を求める意見書」が文言調整の上、全会一致で可決しました。国においても少人数学級の検討が進められており、早期の実施が求められます。
その他に党区議団が提案した「羽田空港新飛行ルートの再考を求める意見書」「PCR検査体制の拡充を求める意見書」「給付型奨学金制度の拡充を求める意見書」は否決されてしまいました。
4.2021年度予算編成に向けた要望書を提出
この間、区内各団体の方々との懇談や区民・事業者アンケートで区政へのご要望をお伺いしてきました。その中身を「2021年度予算編成についての要望書」としてまとめ、酒井直人区長宛に提出し、予算編成にしっかりと生かしていくことを求めました。
5.区民アンケートへのご協力ありがとうございます
9月からお配りしている「中野区民アンケート」には、10月30日現在で4000人以上の方から返信をいただいています。議会論戦などに活かすとともに、今後結果も報告いたします。まだご回答いただいていない方はこちらのリンクから、回答する事ができます。
6.第3回定例会日誌
9月7日/本会議 区長が行政報告。中野区が「財政的な非常事態にある」と言及。
9月9日/本会議 来住議員が質問。震災時の通電火災予防に大きな効果のある感震ブレーカーの普及のために区の制度改善を求めた。
9月10日/本会議 長沢議員が質問。「子どもの貧困実態調査」の結果に基づき、ひとり親世帯へのさらなる支援や高等学校等修学支援金制度の検討を求めた。
9月16日/決算特別委員会 羽鳥議員が質問。詳細は記事で。
9月17日/決算特別委員会 小杉議員が質問。児童相談所の職員体制をきちんと確保するよう求めた。
10月5日/厚生委員会 重症心身障害児(者)等在宅レスパイト事業の年間利用上限の拡充が示される。党区議団が実施を求めていた。
10月8日/交通特 シェアサイクル事業について、公園内に設置されているサイクルポートから自転車があふれ、公園利用者に迷惑をかけていると指摘。適正管理を求めた。
10月13日/本会議 本町・東中野図書館廃止条例が可決される。日本共産党は区の「あり方検討会」での方向に基づき、存続を求めて反対する。
7.日々雑感
ヤマシタトモコ『違国日記』 「生き方」を押し付けない大人になりたい
「結婚してこそ一人前」など「自分にとって良かった生き方」が他者にも当然のように当てはまると思い込んでる大人が多い中、今作の主人公、高代(こうだい)さんは鮮やかにそれを否定してくれます。自分なりの考えや倫理観を持ちつつ、それを他者に押し付けないというのは難しい。自分も彼女のようになりたいなと思いながら読んだのでした。
新型コロナウイルス対策としての様々な支援制度のご紹介と、6,7月に行われた第2回定例会の報告をまとめた「はばたき通信」第33号を発行しました。制度は用意されても、広報の不足から、まだまだ知られていないものもたくさんあります。「自分はどうなんだろう?」など気になることがありましたら、どうぞ090-4607-7889 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。までご連絡ください。
画像をクリックするとPDFへのリンクにつながります。
1.新型コロナウイルス対策 様々な支援制度のご案内
新型コロナウイルス感染症の影響が私たちのくらしや仕事に大きな影響を及ぼしています。そうした中で様々な支援制度が新しくできています。お困りごと、ぜひご相談にお越しください。
①家賃支援給付金
制度概要:1か月の売り上げが前年同月比で50%以上減少もしくは3か月連続で30%以上減少している個人事業主、フリーランス、中小企業に対し、家賃6ヶ月分を給付(上限あり)
問い合わせ・相談窓口:電話番号 0120-653-930(9時~18時、土日・祝日含む)
※中野サンプラザ内に申請サポート会場が設けられています。事前予約制で、予約はホームページからもしくは電話予約窓口(0120-150-413、9時~18時、土日・祝日含む)から。
②持続化給付金
制度概要:1か月の売り上げが前年同月比で50%以上減少している個人事業主、フリーランス、中小企業に対し、減少した分の売り上げを給付(上限あり)
問い合わせ・相談窓口:電話番号 0120ー115ー570(8時30分~19時、土日・祝日含む)
③国民健康保険料の減免措置
制度概要:新型コロナウイルス感染症の影響で今年度の事業収入等が前年度に比べ30%以上減少する見込みのある世帯のうち、前年度の主たる生計維持者の所得が1000万円以下の世帯の保険料を減額もしくは免除
問い合わせ窓口:電話番号 03-3228-5511(午前8時30分~午後5時、平日のみ)
④新型コロナウイルス対応休業支援金
制度概要:新型コロナウイルスまん延防止のため、中小企業から休業させられたものの、休業手当を受け取れていない労働者個人に支援金・給付金を支給する制度。学生アルバイトや外国人労働者も受け取れます
問い合わせ窓口:電話番号 0120-221-276(8時30分~20時、毎日、土日・祝日は17時15分まで)
⑤その他にも様々な支援制度があります(掲載したものは一例です)
個人向け
・1人10万円 特別定額給付金(申請期限8/18)
・住居確保給付金(収入が一定以下の人に家賃補助)
・緊急小口資金、総合支援資金(収入減少世帯に貸付、返済免除あり)
・国保料や住民税の減免・納付猶予・分納
事業者向け
・雇用調整助成金
・特例貸付(一定期間無利子、信用保証料を免除とする制度も)
・法人税・消費税の納税猶予、分納
2.第2回定例会 コロナ対策 第3次・第4次補正予算が成立
区議会第2回定例会では、コロナウイルスへの対策費を中心とした補正予算が成立しました。また、生活支援や産業振興、防災の面でも様々な課題が浮き彫りになりました。引き続き、みなさんからお寄せいただいた声を議会に届け、実現に向け努力します。
(1) 補正予算の中身を一部紹介
・急増している住居確保給付金(家賃補助)の費用
・学童クラブ、障害者施設、介護サービス事業者へのコロナ対策費用の一部補助
・4、5月に出産した方に1万円の育児パッケージを配布
・保健所の要請でPCR検査を実施した医療機関に支援金
(2) 四中・八中の統廃合条例可決
第2回定例会では四中・八中を廃止し、統合校として「明和中学校」を設置する条例が日本共産党以外の賛成で可決しました。区の児童数の推計も大幅にずれている中、計画は見直すべきです。
(3) 鷺宮小・西中野小の統廃合を1年延期
学校再編計画で最後に残った統廃合である鷺宮小・西中野小の統廃合の時期が、校舎新築工事の延長の影響で1年遅れて2024年度になることが報告されました。
3.コロナ対策求め区民の声届ける(区議団ホームページへつながります)
7月17日、党区議団は区長に対し、コロナ対策で4回目となる要望書の提出を行いました。医療機関への支援とともに、事業者や国保への支援の拡充、感染情報の共有・提供のあり方の改善などを求めました。要望書全文はホームページをご覧ください。
4.定例会日誌
6月2日/本会議 浦野議員が質問。介護事業者への支援や子どもたちへのケア・学びの補償などについて質す。
6月3日/本会議 いさ議員が質問。コロナ禍をふまえた地域防災計画の改定やまちづくりのあり方の見直しなどを提案。
6月8日/総務委員会 区が来年度の一般財源歳入に100億円もの減額が発生すると報告。党区議団は新区役所整備や中野駅周辺の大型開発などの見直しを主張。
6月12日/交通特 西武新宿線の中井―野方駅間の連続立体交差事業の完了が6年延期になると報告。野方以西への影響について区は「ないものと考えている」と答弁。
コロナウイルス特集の第二弾となる「はばたき通信」第32号を発行しました。今回は1人10万円の特別定額給付金についてと、中野区PCR検査センター設置について、先日可決された補正予算、自宅療養セットのお届け開始についてお伝えしています。
特別定額給付金はマイナンバーを使ったオンライン申請はすでに始まっていますが、郵送は5月15日から行われ、順次届きます。マイナンバーカードをまだ持っていない方は郵送による申請の方が早く給付金を受け取れると思います。なぜならば、普段でのマイナンバーカードの発行には1か月以上かかりますが、今は「この際、マイナンバー作ろう」という方や「マイナンバーカードの暗証番号忘れて再設定したい」という人が区役所を訪れていて窓口は大混雑。しかも全国でそんなことになっているので、毎日新聞でこんな風に
マイナンバー暗証番号発行システムに障害 10万円給付巡りアクセス集中で - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200511/k00/00m/040/288000c
報じられているように、区役所に来ても手続きがそもそもできない可能性があります。
申請のやり方など、ご不明なことがありましたら、ぜひ羽鳥だいすけ 090-4607-7889 までご連絡ください。
画像をクリックするとPDFへのリンクにつながります。
1.新型コロナ対策で実現 1人10万円の給付金
日本に住む人に1人10万円の給付金(特別定額給付金)が支給されることになりました。国内に住む日本人と、国内に3か月以上住み住所を登録している外国人が対象です。ホームレスやネットカフェで寝泊まりする人も、DVで住民票と異なる場所に住んでいる方も給付金を受け取る仕組みがあります。早急に区に相談してください。またこの給付金は生活保護の収入認定外のお金になります。
中野区においては5月中旬から申請書を順次発送し、5月末から振り込みが開始される予定です。郵送による申請のほか、マイナンバーを使ってオンライン申請をすることもできます。申請期限は受付開始から3か月(おおむね8月中旬から下旬)です。
※給付金かたる詐欺に注意!
役所がATMの操作や手数料の振り込みを求めることは絶対にありません。
問い合わせ
〇中野区特別定額給付金コールセンター
電話:03-6863-6808 時間:午前8時30分~午後5時(平日)
〇総務省特別定額給付金コールセンター
電話:0120-260020 時間:午前9時から午後6時30分
2.中野区PCR検査センターが設置されました
感染拡大防止対策として、4月29日から区内にPCR検査センターが設置されました。検査を受けることができるのは、かかりつけ医で検査が必要との診断を受けた、区民の方等です。1日あたり最大で48人の検査を予定しています。検査センターまでの移動手段がない方は車による移送を受けることができます。
かかりつけ医がいない方で、発熱が続いたり息苦しさなどがあったりする方は、以下のところにご相談ください。
〇中野区新型コロナ受診相談電話 03-3382-6532
平日 午前9時~午後5時
〇東京都合同相談センター 03-5320-4592
平日 午後5時~翌日午前9時、土・日・祝日
3.2020年度中野区補正予算が成立(ホームページ内のリンクはこちら)
5月1日、中野区議会臨時会が開かれ、10万円給付金などコロナ対策関連を含む補正予算が全会一致で可決されました。区民からの要望が多数盛り込まれました。引き続き、さらなる対策を求めていきます。
〇補正予算の一部紹介
・子育て世帯(児童手当受給者)へ一律1万円
・妊婦さんへこども商品券を1万円
・小中学生の自主学習支援のためタブレット、Wi-Fiルーター貸出
・就学援助世帯へ給食費500円×35日分支給
・私立幼稚園・保育園へコロナ対策費補助
4.「自宅療養セット」のお届け開始
コロナ陽性で自宅療養している方が希望した場合、食料品や日用品などからなる「自宅療養セット」が、保健所から自宅療養を指示された日の翌日から解除の日まで、お届けされる事業が始まりました。
5.新型コロナウイルス対策の抜本的強化を 区議団が3回目の要請行動(ホームページ内のリンクはこちら)
党区議団は新型コロナウイルス対策の強化を求めて4月28日に3度目の申し入れを行い、①区内医療機関などへの支援、②中野区独自の給付金制度の創設、③小中学生への給食・配食提供、④中野区独自の国保料減免などを要望。引き続き、皆さんの声を届けて、実現に向け努力してまいります。ぜひ様々な声をお寄せください。
〇この間お寄せいただいた声
・卒業式や発表会のシーズンとコロナが重なり、3月の花の売り上げはゼロに
・在宅勤務が増え、クリーニングに出されるスーツが大幅に減った
・私立と公立の学校でオンライン授業環境に差が出ていて、今後が心配
・コロナにかかったら、どこに相談すればいいの?
・給付金の申請に必要な書類を教えてほしい
本日、中野区議会第1回臨時会が開かれ、総額約354億5千万円の補正予算案を全会一致で可決しました。専決処分ではなく、わざわざ臨時会を開き補正予算案を可決したのはリーマンショックの時以来です。
中身としては、大部分を1人10万円の特別定額給付金が占めていますが、中野区独自の施策も含まれています。中身をご紹介すると
〇1人10万円の特別定額給付金とその事務費(約344億円)
〇税・国保・産業融資の窓口相談体制の拡充(約4700万円)
〇子育て世帯(児童手当受給者)へ一律1万円(約2億7千万円)
〇妊婦さんへこども商品券を1万円(約3600万円)
〇小中学生の自主学習支援のためタブレット、Wi-Fiルーター貸出(約3億8700万円)
〇就学援助世帯へ給食費500円×35日分支給(約4400万円)
〇私立幼稚園・保育園へコロナ対策費補助(約7400万円)
などがあります。他にも職員のテレワーク支援、コロナの影響で相場が大幅下落した古紙を回収する業者への支援金なども計上されました。
党区議団を代表して、私が賛成討論に立ちました。接触時間を減らすため、討論をおおよそA4用紙1枚に収まる範囲にしなければならなかったので、実態や今後に向けての要望などを限定せざるをえませんでした。もっと言いたいことはあったのですが、それは今後に
以下が討論原稿になります。
ただいま上程されました第47号議案令和2年度中野区一般会計補正予算、第48号議案令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算について日本共産党議員団を代表して、一括して賛成の立場で討論いたします。
討論に先立ち、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々、亡くなられた方々にお見舞いとお悔やみを、このような状況の中で医療機関をはじめ社会維持のために従事されている方々に感謝を申し上げます。
最大の費目である特別定額給付金は、多くの区民・国民が「すべての人に一律10万円の支給を」との声を上げ、政府の方針を変えさせ実現させたものであり、極めて重要な意義を持っています。一方で支給に関わる業務は区市町村に任されたため、区には膨大な事務負担が発生します。適切な人員配置を行い、速やかに全区民に給付金を支給されるよう要望いたします。
今回の補正予算案では、税や保険・経営融資相談の人員を充実させるための会計年度任用職員の採用や委託料の増が行われており、区民のきめ細かい相談に応じられる体制を整えるものとして評価いたします。
就学援助世帯への昼食費の支給は、第1回定例会で結果が出された「子どもと子育て家庭の実態調査」に生活困窮度と食料の困窮の度合いに強い相関関係が見られたことからも、子どもの貧困対策として極めて重要なものであると考えます。また保育園幼稚園への感染症対策費用の一部補助も多くの関係者から待ち望まれていたものです。
同時に、新型コロナウイルス感染症の広がりとともに、区民のくらし・生業に深刻な影響が発生している中、従来の枠にとどまらない様々な施策を展開することが必要ではないでしょうか。
国の持続化給付金や東京都感染拡大防止協力金はありますが、対象外となった業種・事業者からは落胆の声も聞かれます。党区議団にも「卒業式や発表会などが中止されたため、3月の売り上げは大幅減少だが、4割の減少では対象にならない」という花屋、「夜7時からの開店のため、夜8時閉店にすると売り上げは全く期待できない」というバー、飲食店への納品が売り上げの多くを占めていた米屋では「飲食店にある給付金が納品業者にはない。家賃補償など当面のお金が欲しい」などたくさんの声が寄せられています。こういった制度の対象外とされた方々への区独自の支援制度を要望いたします。
国民健康保険の減免制度創設に対して国からの財政支援が行われます。社会保険と比べて重い保険料負担を軽減すること、子どもの均等割保険料など国保独自の制度への減免など、思い切った対策を打ち出すことを求めます。
昼食費の支給は重要ですが、一方で栄養バランスも考慮された給食の存在は子どもの発達にとっても欠かせません。希望者への食事の提供そのものも検討していただきたいと思います。また補正予算案でルーターやタブレット端末、通信費など、自宅学習環境整備が計上されたことを評価いたしますが、一方で学校休校による子どもの学業の遅れと、深刻な学力格差の発生も懸念されるところです。教員体制のさらなる拡充など、必要な対策を検討することを求めます。
未だ新型コロナウイルス感染症の流行収束は見通せません。今後ますます区民のくらし・生業の困難さは増していきます。区には「必要な対策は全部行う」の気概をもって、施策を打ち出していっていただくことを要望いたします。わが会派も積極的な政策提案を行っていきます。以上で、議案に対する賛成討論といたします。