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第4回定例会の交通対策調査特別委員会において、「交通弱者の移動環境の改善について」が報告されました。中野区でも公共交通空白地域である大和町や若宮地域の改善が求められていました。昨年度、区が実態調査を実施、それを受け、先行自治体の研究もする中で、コミュニティタクシーの実施へという流れになりました。区は来年度の実証実験に向けて、検討を進めていくとしています。実現まで努力していきます。
今回の定例会報告では、そのことを中心に報告しています。ぜひご覧ください。「はばたき通信」の郵送をご希望される方は このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください。
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1.コミュニティタクシー実証実験に向け前進
中野区は第4回定例会の交通対策調査特別委員会において、来年度にコミュニティタクシーの実証実験を行う意向であることを報告しました。今後、協力事業者との協定締結やルート選定など必要な作業を行う見込みです。
〇これまでの経緯と今後の展開
昨年度、中野区は「区民移動実態把握に関するアンケート調査」を行い、若宮や大和町に公共交通がないため、交通空白地域が存在し、不満をもつ区民が比較的多いことが判明しています。
これ受けて移動困難者の支援策の検討を行う中で、他の自治体でも実施事例があるコミュニティタクシーの実証実験を行う方針が示されました。調査期間を設定し、様々なルートの実績を調査し、その後、最終的にルートや運行形態などを決めていく予定です。
※コミュニティタクシーとは?
乗合タクシーともいう。主に定員11人未満のワンボックスなどにより運行。コミュニティバスよりも車両が小型で輸送量が小さいため、小回りが利くといった利点がある。定時定路線型や自宅⇔乗降場型、ドア・ツー・ドア型など多様な形態がある。
〇その他議会で明らかになった点
Q.実証実験はどの時期に行うか
A.予算化されれば来年度に行いたいが具体的な時期は未定
Q.運賃はどの程度で考えているか
A.先進自治体の例にならい300円程度
Q.どういったルートを想定しているのか
A.既存の公共交通の空白地域を補完するものを考えている
Q.バス乗換えへの支援についてどう考えているか
A.乗換えによる運賃増は課題として認識している
Q.区内他地域での事業について考えはあるか
A.まずは先行実施し、検討課題としていきたい
Q.ルート選定への住民への参加の考えは
A.地域の代表者や対象となる区民から意向を把握したい
〇地域の方からは交通不便についてたくさんの声が寄せられています
・これまで自転車でどこへでも出かけていましたが、最近は乗るのが怖くなり、歩き専門になりました。近くの駅やバス停に出るのも遠く感じています
・区役所や警察病院などに行こうと思ってタクシーを呼んでもこの地域はなかなか来てくれません
・シルバーカーを押しながらの買い物は長い距離を歩くのはつらいです
・自分の足で買い物に行けなくなった時が心配です
2.第4回定例会日誌
①11月26日/本会議 長沢区議が一般質問。来年度に策定予定の基本構想の中で、貧困と格差の広がりとその解消に向けての方向性を明記するよう求める。
②11月27日/本会議 いさ区議が一般質問。地域図書館について、住民の意見やあり方検討会で出された意見を踏まえ、新たな方針を作っていくよう求める。
③12月2日/子ども文教委員会 「子育て先進区」実現に向けた基本方針の骨子が示される。
④12月2日/厚生委員会 中野区立総合体育館にネーミングライツ(命名権)を導入する方針(年500万円以上)が報告される
⑤12月5日/交通対策調査特別委員会 3月に鷺ノ宮駅・都立家政駅周辺地区のまちづくり整備方針(案)の説明会が行われると報告。その際に、都の連立事業担当のオブザーバー出席を要請するよう求めたが、区担当者は「その考えはない」と拒否。
⑥12月6日/議会運営委員会 区民から出された区議会の傍聴ルールの改善などを求めた陳情が「継続審査」とされる。
⑦12月10日/本会議 共産党が提出した「女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書」が可決される
3.この間の地域での活動
①11月7日 児童相談所設置についての学習会
②11月23日 西武線の連続立体交差事業について考える住民集会
③12月1日 地域の餅つき大会
④12月8日 「戦争させない!中野区民集会」に参加
⑤12月19日 羽田空港新着陸ルート撤回を求める要請行動に同行
4.くらしのミニ便利帳 振り込め詐欺防止 「自動通話録音機」の貸し出しやってます
昨年度、区内の特殊詐欺被害は80件、被害総額は1億4千万円にも上っています。そのため、区は「自動通話録音機」を無料で貸し出す事業を行っています。警告と録音機能があり、被害防止に効果を発揮しています。
対象:区内在住の、おおむね65歳以上の方が居住する世帯
貸出数:1世帯1台(今年度の在庫残り80台)
費用:無料(電気代は自己負担)
申し込み先:03-3228-8736(生活・交通安全係 区役所8階15番窓口)
5.東北被災地支援を行います 物資・募金支援にご協力を
党区議団は1月下旬に東日本大震災ボランティアを行います。地域の多くの皆さんのご協力を頂き、現地の商店で日用品などを購入し、お届けしてきました。物資や支援募金にご協力いただける方はご連絡いただければ幸いです。
6.日々雑感
闘い、勝ち取り、今につながる歴史に感動 『1987、ある闘いの真実』チャン・ジュナン
1987年に韓国・全斗煥軍事独裁政権を倒した闘いとそのきっかけにもなった大学生の拷問死事件の真実を巡る実話を基にした映画です。物語の途中で「デモで社会は変わるの?」と問いかける場面がありますが、真実を隠蔽する権力への怒りが人々をつなぎ、やがて民主化へのうねりにつながっていきます。韓国では近年もデモで政権を倒した経験があります。「自らの社会を作る」という闘いが受け継がれていることを感じ、その歴史に感動しました。
11月11日に区民委員会に所管報告「旧中野刑務所正門にかかる学術調査調査結果について」(区議会HPへのリンク)が報告されました。
今年度予算の採決の際し、『区民費中「旧中野刑務所正門学術調査」については、迅速かつ多角的な調査・検討を行い、議会の理解を得た上で、平和の森小学校新校舎等整備に支障を来さないよう努めるとともに、良好な教育環境を確保されたい。』という付帯意見が可決されたことを受けて、行われたものです。
中身は大きく分けて、旧中野刑務所正門の学術調査と、曳家が技術的に可能かどうか、ということに分けられます。学術調査本文のPDFはこちらになります。(※スキャニングした画像としてのデータになります)
分かったこと・区の答弁の中身は様々ありますが
①オーセンティシティシー(真正性)の視点から現地で保存されることが望ましいが、やむを得ない場合には移築などもありえる
②曳家は技術的には可能、かかる工期は5年、費用は約5億円。平和の森小学校の工事開始は門の工事完了後から。ただし、可能なところから工事は始められる
③現地保存の場合でも、今回の調査で初めて建設当時より約60cm盛り土されていることが分かり、建設当初の姿に戻すために揚屋(地盤の高さに建物を持ち上げること)が必要であり、約4億円かかる(これまでの現地保存費用概算は8500万円)。ただ、11/27のいさ議員への区長答弁では「創建後のどの時代の姿を保存するかは一概には言えない」と答弁もあったので、現地保存の費用もやり方次第と思います
④現地保存の場合、揚屋をせずとも掘削でも可能だが、その場合は他の地盤面よりも低くなる関係で排水施設も必要になる。その費用や工期や算出していない
⑤保存の場合、学校施設との共存が必要
⑥移転した場合に文化財としての価値がどうなるのかについての判断は都の所管
引き続き、費用・工期とともに学校施設との関係も含め注視していきます。
第3回定例会の中身を報告する「はばたき通信」第29号が完成しました。ぜひご覧ください!下の画像をクリックするとPDFファイルが開きます。またさらにその下には本文記事を掲載しています。
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1.2018年度決算認定が行われました 共産党は一般会計には賛成、国保及び介護保険の各特別会計には反対
第3回定例会は、2018年度決算の認定について審議と議決が行われます。2018年度は田中前区長が最後に組んだ予算でしたが、6月の区長選で酒井区長が誕生し予算執行にあたった年度になります。党区議団は一般会計決算の認定には賛成、国保及び介護保険の各特別会計の認定には反対の態度を取りました。この年度の予算執行にはどのような特徴があるでしょうか。
①区民の意見の反映が
見られる
一つ目は酒井区長が区長選で掲げた「区政への区民参加のプロセス」について大事な取り組みがあったことです。田中区前区長が進めてきた、区民を無視した平和の森公園の再整備計画を見直し、区民意見を反映するよう意見交換会の開催などは非常に評価できることです。また哲学堂公園の観光拠点化の中止も区民の意見を反映した取り組みとして評価できるものです。
②子ども施策・子育て支援の拡充が見られる
待機児童対策では、体制の拡充が行われ目標とした定員増をほぼ達成するなど、「子育て先進区」を実現するうえでも大事な取り組みが行なわれました。また就学援助費の増額といった低所得層向けの施策が拡充されたことの重要です。
③国保・介護保険特別会計の反対 保険料の増額は容認できぬ
国保・介護保険の各特別会計に反対したのはひとえに「これ以上の保険料増額は認められない」との立場からです。低所得者対策の拡充が見られたものの、国保料は大幅に値上げ、介護保険料もあとわずかな区からの財政支援があれば値上げせずに済みました。区民の暮らしを悪化させる原因にもなっている保険料値上げをこれ以上やめてほしいとの立場をこめ、反対しました。
2.予算要望を行い
ました
10月21日、党区議団と地区委員会は酒井区長に対し、「2020年度予算編成にあたっての要望書」を提出しました。お寄せいただいた声や区内各団体との懇談で出された願いを134項目の要望書としてまとめました。一つ一つ実現のために力を尽くしていきます。
3.区議会での報告の中身をご紹介します
(1)今後の児童館整備方針が示される 児童館全廃は正式回、一方で現在から半減
昨年の区長選では「児童館全廃方針の撤回」を公約に掲げた酒井区長が当選しました。「中野区の児童館はどうなるのか?」、今後の整備方針が示されました。まず、全廃方針は正式に撤回。そして今後の児童館はアウトリーチ機能を持たせた子育て支援機能の拠点として位置づけます。また同時に今後の配置は「中学校区に1つ」とするとされました。これは鷺宮地域で考えれば、5館を2館にするものです。地域への丁寧な説明とともに、児童館の役割から考えてそれで良いのか、よく考える事が必要です。
(2)まちづくり説明会
前号の「はばたき通信」でお知らせしたように、10月3~6日にかけて、鷺ノ宮駅と都立家政駅の周辺地区まちづくり整備方針(素案)の区民との意見交換会が行われました。
意見交換会の冒頭では「“まちづくり”の整備方針のため、西武線の立体交差化については受け付けられない」旨の説明がありました。しかし、まちづくりが行われるのは、西武線の立体交差化が行われるからです。意見交換会でも「西武線の立体交差化はいつか」など、質問が集中しました。
私もその後の議会で「東京都にオブザーバー参加を求めるべき」「若い世代の参加が増えるよう広報に工夫を」と区の姿勢を質しました。まちづくりに広く地域住民が参加できるよう力を尽くしていきます。
・今後の「街づくり整備方針」策定までのスケジュール
3月 まちづくり整備方針(案)の説明会・パブリックコメント実施
4月以降 まちづくり整備方針の策定
4.羽田空港新着陸ルートは撤回を
国は羽田空港増便のため、新たな着陸ルートを設定することを決定しました。新ルートは、来年3月から南風時(1年のうち4割)の午後3~7時に1時間最大で44回、中野区上空を通り、羽田空港に着陸します。落下物や騒音の影響が心配されます。
これまで都心上空を通る着陸ルートがなかったのは国と自治体が協議し、このルート設定をさせなかったからです。今、中野区上空では本番に向けた検査飛行が朝に行われています。落下物の危険性など解決できない問題がある以上、新ルート決定は撤回すべきです。
5.この間の活動
8月24日 鷺宮八幡宮の祭礼
9月28日 脱原発デモin中野
10月17,18日 静岡市、野洲市に会派視察。児童館や里親事業、滞納について学ぶ
10月20日 中野区消防団合同点検
6.シルバーパスの改善を求める意見書可決
シルバーパスの改善を求める意見書が全会一致で可決されました。現在、シルバーパスは住民税非課税世帯などは1000円ですが、それ以上は一気に20510円にもなります。意見書はその中間の区分を設けることを求めるものです。
7.「区政報告&おしゃべり会」を開催しました
10月14日に行った「区政報告&おしゃべり会」に多くの方にご参加いただきました。私と植木元都議からの報告を行わせていただいた後、少人数のグループに分けてのおしゃべり会の時間を取り、日頃感じていることや要望などたくさんのご意見を頂きました。今後も双方向の取り組みに努めていきたいと思います。
おしゃべり会の中で出された意見
・台風が強くなっていると感じます。妙正寺川は大丈夫でしょうか。
・まちづくりの説明会がありましたが、区の説明がはっきりしないと感じました。
・児童館が中学校区に一つになると子どもたちは遊びに行きにくくならないでしょうか。
・羽田空港新着陸ルートに反対していきたいです。
・ごみ屋敷を何とかしてほしいと思います。
8.くらしのミニ便利帳 風しん抗体検査と予防接種の費用助成
近年風しんが流行しています。風しんは空気感染で広がります。免疫のない女性が妊娠中に感染すると、生まれてくる赤ちゃんに障害が生じるおそれがあります。中野区では風しん抗体検査費用の全額と予防接種費用の一部を助成しています。助成を受けるには、まず区に申請し抗体検査を受ける必要があります。電子申請、郵送、FAXで申請できます。
・対象となる人
①女性:妊娠を予定または希望している19歳以上の女性
②男性:30歳から59歳までの方
③男女とも:妊婦もしくは①の女性と同居している19歳以上の方
9.第3回定例会日誌
9月11日/本会議 来住区議が一般質問。かねてから求め続けてきた公契約条例について、「来年度の制定をめざしたい」と初めて答弁。
9月12日/本会議 羽鳥区議が一般質問。ハザードマップの充実や太陽光発電設備の導入助成などで実施に向けて前向きの答弁。
9月19日/予算特別委員会 いさ区議が総括質疑。中野区中心部でのマンション高さ規制の必要性を訴える。
9月24日/予算特別委員会 小杉区議が総括質疑。第八中や第五中などの防災設備の不備について指摘。早急な対策を求める。
10月7日/厚生委員会 区から手話言語条例の制定に向けた考え方・スケジュールが示される。
10月7日/子ども文教委員会 しらさぎ親子農園が地権者の事情があり、土地を返還せざるをえないことが明らかに。
10月11日/地域包括ケア特別委員会 子育て事業計画について報告がある。今後、かなりの長期にわたって子ども人口は減らないことを区が認める。
10月16日/本会議 シルバーパス制度の改善を都知事に求める意見書が全会一致で可決される。
10.日々雑感
自由と民主主義とは何かを考える 『銀河英雄伝説』田中芳樹・藤崎竜
作中の衆愚政治に陥っている民主主義の「自由惑星同盟」と哲人政治に進みつつある「銀河帝国」の争いの物語は、「今の日本の自由と民主主義の現状はどうか」という問いを突き付けるものになっています。日本国憲法にもある基本的人権を守るための「不断の努力」をしていきたいと思います。
第3回定例会も半分の日程が終わりました。その一般質問の中身を紹介した「はばたき通信」を発行しました。今回も地域の方からたくさんの願いが寄せられ、質問を作ることができました、改めてお礼申し上げます。いつも通り下の画像をクリックするとPDFファイルとして開くことができます。そのさらに下には本文記事を載せてあります。ぜひお読みください。
参院選では日本共産党に多くのご支持をお寄せいただきまして、ありがとうございました。東京選挙区でも吉良よし子を当選させていただきました。全体として見ても、一人区で野党統一候補が10勝し、自民党9議席減、改憲勢力3分の2割れという重要な結果を作り出せました。市民連合との13項目の約束をさらに発展させ、政権交代へ!
そんな参院選前に行われた第2回定例会の報告の区政報告「はばたき通信」第27号をさくせいしました 。またしても遅い・・・。ぜひご覧になってください。以下の画像をクリックするとPDFで閲覧できます。
以下は「はばたき通信」第27号の中身になります。
第2回定例会報告 公約実現へ全力
6月25日から7月11日の日程で区議選後初となる第2回定例会が行われました。自民党・公明が過半数を割り込む新たな議会構成になった下で、党区議団は区議選で掲げた公約の実現に全力を尽くしました。論戦の中身を紹介いたします。(平和の森公園については4面に詳述)
児童館の今後はどうなる?
今後、学校統廃合に合わせて、「地域の児童館も無くなってしまうのではないか?」との声が寄せられています。児童館施設の役割や大切さについて、中野区がどのような認識か質しました。
中野区の答弁
子どもの遊び場や乳幼児親子への支援、子育てネットワーク形成の役割がある。配置を含め、その機能や役割については現在検討中。
役割への認識では一致したものの、児童館を全部残すとの明言はありませんでした。
震災対策の拡充を
23区で唯一、住宅耐震リフォームへの助成制度がないのが中野区です。前区長は頑なに実施を拒否してきました。酒井区長の下で、実施に向け検討が始まっています。
中野区の答弁
リフォーム助成の対象区域を区内全域とした取り組みを検討中。ブロック塀対策とも合わせ、次年度に制度を創設したい。
中野サンプラザの今後の方向性は?
中野駅前の一等地の区の資産を民間に全部売ってしまうのでいいのか?1万人アリーナ見直しの公約はきちんと守るのか?という立場から区の姿勢を質しました。
中野区の回答
土地の所有も含めて、事業後の資産保有を検討する。アリーナの規模別の利点・課題を示していく。
→その後、建設委員会にサンプラザ跡施設の規模のあり方について報告があり、5千~7千人規模の優位性が言われる。
3つの"まもる" 党区議団の区議選公約
子どもをまもる
・ 認可保育園の増設で待機児童解消
・ すべての児童館の存続
くらしをまもる
・ 国保料、介護保険料の引き下げ
・ 特養ホームなど高齢者施設の増設
まちをまもる
・ 住宅耐震リフォーム助成の実施
・ 羽田空港新飛行ルートは中止・見直し
「鷺宮地域に地域交通を!」の声を届けよう!
昨年、中野区は「区民移動実態把握に関するアンケート」を行いました。これは中野区が今後の公共交通サービスのあり方を考えるために、区民が「どういう目的で」「何を利用して」移動したかを調べたものです。今回の定例会でアンケートの集計結果が報告されました。
公共交通不便地域が広がる鷺宮
区が示した地図を見ると、中野区のほとんどは鉄道駅やバス停から半径250メートル以内の青色で表示されていますが、鷺宮地域、特に若宮はそういった施設が身近にないオレンジ色で塗られていることが分かります。そのことを特徴づけるように区内でも鷺宮地域の交通手段への不満度は高くなっています。
地域によって違いが
地図を見ると上高田地域でも公共交通不便地域を表すオレンジ色が広がっています。しかし、交通手段への不満は高くありません。どういうことなのか、区の担当者に問い合わせたところ、若者・単身者が多く身近になくても困っている人が比較的少ないとのことでした。
今後の方向性は
委員会での質疑では、今後の高齢化の進展や中野駅への行きづらさなど公共交通の不便さから鷺宮地域、特に若宮などは区としても対策を取っていかなければならないと考えているとのことでした。区は交通不便地域を解消するルートを検討し、事業としての実現可能性を検討するための実証実験を行いたいとの意向も示しました。地域から「コミュニティバスの実現を」の声をあげましょう。
西武新宿線連続立体交差事業の今後はどうなる?
この定例会では、西武線連続立体交差化についての今後の流れについての報告が行われました。現在、野方以西の区間については各駅周辺のまちづくり検討会による区へのまちづくり構想が提出されました。
区は都立家政駅と鷺ノ宮駅周辺地区のまちづくり整備方針について、この夏から秋にかけて地域への素案説明会を行い、案を作成、パブリックコメントを経て、来年度には方針策定を行いたいとしています。また野方駅周辺地区のまちづくり整備方針については、北原通り商店街にかかる野方1号踏切の除却のあり方について東京都と協議しているため、整備方針の素案の提示は2020年度になると述べました。都市計画素案の提示などはそれ以降の年度になる見込みです。
平和の森公園の草地ひろばを守る公約実現に力を尽くしました
2019年第1回定例会で「草地ひろばに300メートルトラックは作らない」という再整備見直し案が自民・公明によって否決されたことを受け、今回の定例会に草地ひろばに300メートルトラックを含む再整備工事を完了させるための補正予算及び契約変更議案が出されました。党区議団は公約を実現させる立場から議案に反対しましたが、結果は賛成多数で可決され、公約実現に至りませんでした。区民の皆さんには大変申し訳ないことになりました。運用の改善などで、少しでも区民の皆さんの願いが実現できるよう奮闘いたします。
被災地支援ボランティアおこないました
7月30、31日に募金で購入した物資とお預けいただいた物資のお届け、劇団「じゃけん」による上演の活動を女川町の復興住宅で行いました。皆さんからのご支援ありがとうございました。