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区議会第3回定例会報告となる「はばたき通信」第39号を発行しました。画像をクリックするっとPDFファイルが表示されます。ぜひご覧ください。また、実物の郵送をご希望の方はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。までご連絡ください。以下は記事本文になります。
1.一人ひとりの声が中野区を動かしました 中野区新庁舎、生活保護窓口は一体で
10月15日まで行われた中野区議会定例会。最も大きな争点となったものが「新庁舎における生活保護の部署配置」の問題です。区は当初の計画では部署を新庁舎内に配置する予定でしたが、その方針は二転三転。新庁舎と別施設に、生活保護に係る部署を二分させる計画を発表しました。しかし、区民の利便性や働く職員の業務効率性、安全性、コストなど、どの観点からもデメリットしかありません。また、「生活保護の窓口のみを別施設に配置するのは差別につながる」として、区民・支援団体・現場の区職員・区議会が一体となって見直しを求めました。
その結果、区は第3回定例会中に現行計画の見直しを表明し、その後の総務委員会と厚生委員会に、「生活保護に係る部署は新庁舎内に一体配置すること」を報告しました。実施設計完了後に計画が見直されることは異例です。一人ひとりが声を上げ、行動したことが、区の姿勢を変えました。また区が、様々な声を受け、見直しの決断をしたことは大事なことです。
2.コロナワクチン3回目接種の方針示される
11月4日の区議会厚生委員会で、新型コロナワクチンの3回目接種について報告がありました。またコールセンターについて、区民からの要望が多かったフリーダイヤル化が来年1月から実現します。
対象者:2回目接種後8か月を経過した区民(2回目接種後7か月を経過した区民に接種券を送付)
接種場所:①個別接種‐区内140以上の医療機関、②集団接種‐中野サンプラザ(1月下旬~2月下旬はファイザー、2月下旬以降はモデルナ)
3.中野区でも補聴器購入に助成を
聴力が低下した高齢者の早期からの補聴器使用は認知症予防にも有効とされており、23区内でも助成制度が広がってきています。すでに14区で補聴器支援を実施し、3区が来年度以降の実施を検討しています。こうした中、区議会に対し、補聴器助成の創設などを求める陳情が提出されていました。共産党は採択を訴えましたが、自民・公明・立憲などの反対多数で陳情は不採択に。残念な結果ですが、引き続き粘り強く議会で実施を求めていきます。
4.2022年度予算要望書を提出
区民のみなさんから日々お寄せいただく声や区内団体の方々との懇談を重ねながら作成した「2022年度中野区予算編成に対する要望書」を10月8日、酒井区長へ提出しました。
5.旧中野刑務所正門 公開見学会に5000人以上
中野区は11月5,6日、旧中野刑務所正門(中野区指定有形文化財:旧豊多摩監獄表門)の公開見学会を開催しました。私も現地を訪れ、重厚なレンガ造りの史跡に触れ、かつて思想犯の収容所であった同監獄の歴史に思いを馳せました。
6.第3回定例会日誌
9月10日/本会議 いさ議員が質問。生活保護行政について新庁舎の配置の見直しや制度周知の充実などを求める。
9月13日/本会議 小杉議員が質問。新型コロナ対策としてPCR検査の拡充を求めるも区から考えは示されなかった。
9月17日/決算特別委員会総括質疑 来住議員が質問。「保育の質」向上のためにも、現行の保育士宿舎借り上げ事業の継続を求める。
9月22日/決算特別委員会総括質疑 浦野議員が質問。新庁舎の生活保護関連部署の配置見直しの方向が答弁で示される。
10月4日/本会議 羽鳥議員が2020年度決算の賛成討論に立つ。討論全文は区議団ホームページに掲載。
10月7日/子ども文教委員会 「子どもの権利に関する条例」の考え方が報告される。日常の営みの中での子どもの意見表明権の保障を求める。
10月15日/本会議 「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を辺野古新基地建設の埋め立て等に使用しないよう求める意見書」が圧倒的多数で可決
デルタ株の感染爆発や夏休み明けにあたっての学校対応など、中野区に対し様々な要望活動を行ってきました。その中で分かった現在のコロナの感染拡大状況や中野区の対応をご紹介する「はばたき通信」第38号を発行しました。ぜひご覧ください。画像はPDFデータへのリンクになります。記事は以下の通りです。現物の郵送をご希望の方はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。までご連絡下さい。
1.新型コロナウイルス デルタ株感染爆発 中野区は感染を抑え込むための対策強化を
7月下旬からデルタ株による感染爆発が起き、区内でも1日の新規感染者数が200人を超える日も出ました。これまでより感染力が格段に強いとされるデルタ株を抑え込むために、これまで以上の対策が求められています。
・パルスオキシメーターは自宅療養者に貸与
コロナ陽性になると、保健所による疫学調査(濃厚接触者の特定作業)の後に、医療機関か宿泊療養か自宅療養かが決められます。自宅療養者はハーシス(※1)への入力及び電話による確認で容態を把握されることになります。
8月26日時点の自宅療養者は951人。その内6割は東京都のフォローアップセンターによる把握対象である40歳未満であり、東京都からパルスオキシメーターが貸与されます。40歳以上は中野区が容態を把握しており、希望者にパルスオキシメーターを貸与する台数は確保できているため、保健所とご相談ください。
※1ハーシス(HER-SYS)‐新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システムの略称。保健所や医療機関など関係機関で感染者の情報把握をすることを目的とする。感染者はスマホ等で自身の状況を入力する。
・臨時の療養施設設置を
コロナウイルス感染者数の爆発的拡大を受け、菅政権は中等症以下の原則自宅療養方針を発表しました。自宅療養中の死亡が相次ぐ中で、多くの方の不安が高まっています。方針の撤回とともに、宿泊療養施設など臨時の療養施設の大規模な拡充が欠かせません。
区議団は8月10日に「新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急要望」(区議団ホームページへのリンク)を提出し、政府・東京都への働きかけと、区としての自宅療養者対策の拡充を要望しました。
・コロナ収束のための3本柱
①ワクチンの迅速・確実な接種推進ー政府は供給責任を果たすとともに、正確な情報を正直に国民と自治体に伝えよ
②PCR検査拡大ー大規模検査をワクチンとセットで推進してこそ封じ込めができます
③十分な補償と生活支援ー生活困窮者や経営に苦しむ事業者に対する給付金が必要です
2.新型コロナワクチン接種 中野区の現状は?
菅政権がコロナ対策の切り札としているワクチンですが、大幅な供給不足で中野区でも混乱が起きています。中野区は23区でもかなり早い段階でワクチン接種券を送付。区内各医療機関の協力によって2.8万回/週の接種体制を確保し、接種を希望する65歳以上の方については接種も順調に進んでいました。
・1回目接種予約枠、極めて少ない状況
しかし、7月上旬ごろからワクチン供給が大幅に減少。そのため、新規予約枠も受付開始直後にいっぱいとなり、64歳以下の方が1回目の予約を取ろうとしても取れない状況が続いています。また、個別医療機関においても、当初の供給を見込んで予約を受け付けていたため、いったん受けた予約もストップせざるをえない状況となっています。
・国は安定供給の責任を果たすべき
現状、国からのワクチン供給は不十分であり、予約が取りづらい状況がしばらく続くことが見込まれます。こうした状況に対し、「国の方針に基づきワクチン接種体制確保に全力を挙げてきたのにハシゴを外され混乱している」と全国知事会や23区区長会からも批判の声が上がっています。政府は自治体と住民に対し、今後のスケジュールをきちんと示し、安定供給の責任を果たすべきです。
ワクチン接種状況(中野区ホームページへのリンク)
ワクチン接種相談窓口(コールセンター)
ワクチン接種の予約や中野区の接種スケジュール、接種場所などについて問い合わせが可能です。
☎0570-03-5444(毎日:午前9時~午後7時)
※医師会館や各区民活動センターでの集団接種は9月末で終了し、10月からは医療機関での個別接種のみとなります
3.学校の夏休み明けにあたっての感染症対策の拡充を
・分散登校は?マスク支給は?ワクチン接種時の対応は?検査の拡充への考えは?
デルタ株による感染拡大の第5波では、子どもへの感染も拡大しています。夏休みも終わり、学校での感染拡大が懸念されています。
区議団は8月30日に教育長に対し、「学校の夏休み明けにあたっての緊急要望」(区議団ホームページへのリンク)を提出し、学校での感染症対策の強化を求めました。分散登校やオンライン授業は、学校や医師会とも相談しながら対応を検討中であり、不織布マスクの児童・生徒への支給については、もらいたい児童・生徒に支給できる体制はつくるとのことでした。またワクチン接種時および副反応時の欠席扱いについては、欠席の扱いにはならないよう柔軟に対応していくつもりです。
一方、検査の拡充については陽性者が発生した場合のクラス全体へのPCR検査や日常的な頻回の抗原検査のどちらも実施を検討する考えは示されませんでした。
・検査の拡充に足を踏み出すべき
都教委は各学校に50セットのPCR検査キットを配備しクラス内にコロナ陽性者が発見された場合、PCR検査を行える体制を整えています。 文部科学省は8月27日に出したガイドラインで「判明した感染者が1人でも、感染者が属する学級等の全ての者を検査対象の候補とすることが考えられる」としています。墨田区では文科省のガイドラインが出される前から保健所と相談して、濃厚接触者より広い範囲でPCR検査を行っており、無症状感染者が見つかりだしているそうです。デルタ株感染爆発の下で、このような施策が必要であり、引き続き実施を求めていきます。
4.区政報告会を行いました
この間、3回にわたって地域で区政報告会を行い、7月の都議選で当選した米倉都議(豊島区)、原田都議(杉並区)が変わり始めた都議会の報告を行いました。参加された方からは、「自宅療養者の経過観察とは何をするのか?」「東京都のコロナ対策のお金はあるのか?」などたくさんの質問が寄せられました。
5.くらし・営業を支える様々な制度
①緊急小口資金・総合支援資金の特例貸付
制度概要:最大20万円、2年間無利子貸し付け、申請から交付まで1週間程度
制度概要:3か月で最大60万円、無利子貸し付け、申請から交付まで最短20日
相談窓口:中野区社会福祉協議会(スマイル中野4階) ☎03-5380-5775
受付時間:平日午前9時00分~午後5時00分(平日) (祝日・第3月曜は除く)
②住居確保給付金
制度概要:主たる生計維持者の収入が離職・廃業と同程度まで落ち込んでいる場合、家賃額(上限53,700円(単身の場合))を原則3か月間(最大9か月間支給)します
相談窓口:中野区役所2階16番「中野くらしサポート」窓口 ☎03-3228-8950
受付時間 午前8時30分から午後5時(平日)
③月次支援金
制度概要:飲食店の時短営業・休業の影響を受けている。月間売り上げが2019年または2020年の同じ月と比べて50%以上減少している中小企業および個人事業主(地域・業種は問わない)
給付額:中小企業20万円/月、個人事業主10万円/月(上限額)
相談窓口:電話のみ 0120-211-240もしくは03-6629-0479
受付時間:午前8時30分から午後7時(毎日)
6.東京都最低賃金が時給1041円に(昨年から28円アップ)
東京都では10月1日から最低賃金がこれまでより28円高い、時給1041円に改定されます。それより低い金額で働かせることは違法となります。たとえこの金額以下で労働契約を結んでいたとしても、雇用者は10月1日分以降について1041円を支払う義務があります。また、試用期間を理由にこの金額以下で働かせることも原則的に禁止されています。
最低賃金を20円以上引き上げた中小企業・小規模事業者は事業改善助成金を活用できる可能性があります。
7.第3回定例会は9月10日から10月15日の日程で行われます
それぞれの質問には以下の区議が立ちます
本会議一般質問-小杉区議(10日)、いさ区議(13日)
決算特別委員会総括質疑-浦野区議(17日)、来住区議(21日)
第2回定例会の中身を報告した「はばたき通信」第37号を発行しました。ぜひご覧ください。画像はPDFデータへのリンクになります。記事は以下の通りです。
1.新型コロナワクチン情報
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になっています。区内でもワクチン接種が進んでいない現役世代の感染が急拡大しています。こんな中、オリンピック開催を強行する菅政権は国民の命と生活を守る責任を放棄しています。コロナ収束に向けた具体的な政策を実施すべきです。
ワクチン予約の新規受付はいったん停止
中野区予約専用サイトとコールセンターでの1回目接種の予約受付は満了となったため、キャンセルが出た場合のみ予約が可能です。なお、2回目接種は予約できます。次回の予約受付は8月15日午前9時からですが、9月15日接種分までは集団接種会場の予約枠自体がありません。そのため1回目接種を希望される方は、8月6日以降に、各医療機関での個別接種を予約する必要があります。
ワクチン接種相談窓口(コールセンター)
中野区の接種スケジュール、接種場所などについて問い合わせが可能です
☎0570-03-5444 毎日:午前9時〜午後7時
ワクチン接種キャンセル待ち受付サービス開始
区は集団接種会場(区民活動センター)で当日キャンセルが出た場合、接種希望者の中から抽選を行います。
①申し込む
・接種券を持って接種会場に行く
・「キャンセル待ち申込書」を記入し、抽選箱に投函
②電話を待つ
・当日キャンセルが出た場合に抽選を行い、当選した方に午後4時~午後4時45分の間に電話が来ます
③接種会場に行く
・指定の時間までに接種会場に行き、接種を受けます
※持ち物‐接種券、記入済みの予診票、本人確認書類
区内ワクチン接種状況(7月23日時点)
接種率 |
対象者数 |
||
1回目 |
2回目 |
||
65歳以上 |
82.2% |
73.0% |
70,492人 |
16歳~64歳 |
27.6% |
7.1% |
234,649人 |
コロナ収束のための3本柱
①ワクチンの迅速・確実な接種推進
政府は供給責任を果たすとともに、正確な情報を正直に国民と自治体に伝えよ
②PCR検査拡大
大規模検査をワクチンとセットで推進してこそ封じ込めができます
③十分な補償と生活支援
生活困窮者や経営に苦しむ事業者に対する給付金が必要です
2.第2回定例会 本会議一般質問を行いました
6月1日から15日にかけて行われた第2回定例会において、本会議一般質問に立ちました。質問の中身を紹介いたします。
(1)PCR検査の拡充を求める
羽鳥 重症化リスクのある家族がいる方や教職員がPCR検査を受けられる体制づくりが必要ではないか。
区 陽性者が発生した際には、積極的疫学調査を行うとともに、家族等の濃厚接触者に必要な検査を行うことで感染拡大を防ぐ取組を行っている。教職員への定期的なPCR検査の実施は考えていない。
羽鳥 無症状感染者からの感染を防ぐために区民が安価もしくは無料でPCR検査を受けられる体制を整えては。
区 自己負担で行うべき
これまで何度もPCR検査の拡充を求めてきましたが、区には国基準以上にPCR検査を拡充する考えはありません。ただ市中感染の状況を把握するためのモニタリング検査については必要性を否定できないようでした。ワクチンだけでは感染は収束できません。引き続き検査の拡充を求めていきます。
(2)校則のあり方の改善を求める
羽鳥 区立中学校には、その内容が不合理と思える校則が残っている。校則の中身は基本的人権の尊重と合致する必要があるのでは。
区 基本的人権の尊重は学校教育の根幹。学校の決まりは合理的と認められる範囲であることが重要。
羽鳥 生徒とともに学校側が校則について話し合う機会の充実が必要では。
区 生徒と校則について話し合う機会を充実することや校則の目的についても話し合うよう学校に求めていく。
※区内に残る校則例‐男子と女子で靴下の指定の色が違う、タイツは可・ストッキングは不可など
「学校の決まりが合理的と認められる範囲であることが重要」と答弁したことは、今後の校則の改善のために重要な答弁です。区は「校則の決定権者は校長」との立場ですが、例えば生徒総会に校則についての提案権を認めるなど、生徒の意見を取り入れる仕組みを検討してほしいと思います。
(3)避難所について
羽鳥 災害時避難所に女性専用スペースの設置を必須とすべきでは
区 現在検討中の避難所運営管理マニュアルのひな型には、女性に配慮した区画の設定や更衣スペース、授乳室、トイレ、洗濯物干し場などの設置を盛り込んでいる
羽鳥 避難所での性犯罪を防ぐ研修が必要では。また女性が相談しやすい工夫が必要ではないか。
区 研修は実施しており、今後は避難所運営管理マニュアルへの記載や周知を図っていきたい。相談窓口の連絡先を記したカードを女性用トイレや授乳室などに配置し受け取りやすくするなど、女性の目線に立った方法を併せて検討したい。
昨年取り組んだ区民アンケートでも多くのご意見を寄せいただいており、避難所についての質問も行いました。誰もが安全安心な避難所生活を送れるようにするためにも努力していきたいと思います。あわせて、避難所に居る人も在宅避難の人もトイレに困ることがないよう、携帯トイレの備蓄数の引き上げや、プライバシーに配慮した空間が確保できるよう間仕切りの備蓄数の引き上げを求め、「検討していく」と答弁がありました。
(4)児童館について
羽鳥 新しい児童館が中学校区で整備される方針では、児童館は子どもたちにとって縁遠いものとなってしまうと考えるが区の認識は。
区 児童館、キッズ・プラザ、学童クラブや子育てひろば事業の連携を図り、地域の中で安心して子育て・子育ちができるための環境を充実させていく。
羽鳥 児童館を区直営で運営すべきではないか。
区 現時点では運営主体は区が担うべきものと考えている。
中野区は現在、区有施設整備計画の中で今後の区内の児童館をどのように整備するかの方針を示しています。
これは田中前区長の児童館全廃方針を転換するものです。しかし、現在18館ある児童館を9館に削減することについては、身近な子どもの居場所がなくなることから、地域住民への十分な説明と合意が求められています。
今回の定例会で児童館の運営形態について、「直営で行うと考えている」と酒井区長が明言しました。子どもたちや保護者の居場所として重要な役割を担っており、経験豊かな職員を配置し続けるためにも直営での運営方針を示したことは重要です。
3.区政報告と語り合う会を開催
6月5,6日に鷺宮区民活動センター及び分室において、区政報告と語り合う会を開催しました。ご参加された方からはコロナワクチンについての質問や休業要請により経営するお店を休まざるを得ないことに対する不満など、たくさんのご意見を寄せていただきました。今後の議会での活動に活かしていきたいと思います。
4.オリ・パラの学校連携観戦中止など求めて要望書提出
党区議団は、東京都が進める「学校連携観戦プロジェクト」、いわゆる子どもの五輪観戦の中止を求める要望書を7月6日に区長及び教育長に提出しました。その場では区長から感染や熱中症のリスク等の懸念は表明されたものの、中止の明言はありませんでしたが、8日になって学校の五輪・パラリンピック観戦の中止が決められました。
5.所属委員会が変更になりました ―日本共産党区議団6名―
〇常任委員会
総務委員会‐長沢
区民委員会‐来住
厚生委員会‐浦野
建設委員会‐いさ(委員長)・小杉
子ども文教委員会‐羽鳥
〇特別委員会
中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり‐来住・羽鳥
情報政策等‐小杉(副委員長)・いさ
危機管理・感染症対策‐浦野(委員長)、長沢
6.第2回定例会日誌
①6月1日・本会議 長沢区議が区内での聖火リレー中止や児童・生徒のオリンピック観戦を見直すよう求めたが、中止や見直しの方向は示されず。
②6月2日・本会議 羽鳥が質問に立つ。環境基本計画や区政への区民参加について質問。その他は2面に詳報。
③6月7日・子ども文教委員会 4月1日時点の保育園待機児童数が報告される。待機児童数25人、認可保育所待機児童数473人と昨年度よりさらに減少。
④6月8日・厚生委員会 浦野区議がオリンピック・パラリンピックのパブリックビューイングについて中止を求めるも、区は「現時点でその考えはない」と答弁。
⑤6月10日・駅周辺・沿線特 サンプラザ再開発の事業枠組みが報告される。区の想定する再開発手法では将来の土地活用に制約が出ると指摘。
⑥6月15日・本会議 党区議団が提出した持続化給付金を再度支給することを求める意見書が自民・公明などの反対により否決される。
7.日々雑感
「自由」を侵す権力との闘い 『赤狩り』山本おさむ
アメリカで吹き荒れた共産党やその支持者を標的にした「赤狩り」とその標的にされたドルトン・トランボの生涯をかけた闘いを描いた本作。「アカ」を標的にした社会がどこに行き着くのか。赤狩りに打ち勝ち、物語の最後でトランボが家族に語り掛ける言葉は涙なしに見られません。
第1回定例会報告となる「はばたき通信」第36号を発行しました。ぜひご覧ください。画像はPDFデータへのリンクになっています。記事は以下の通りです。
1.新型コロナワクチン接種について
接種場所:①中野区医師会館(週3日程度) ②区民活動センター(15センターを1日3センターずつ開設し、巡回) ③区内146の医療機関
費用:無料
予約方法:接種券が届いた方が予約できます。中野区専用の新型コロナワクチン予約サイトまたは中野区新型コロナワクチンコールセンターに電話、各医療機関への予約は5月10日から
ワクチン接種相談窓口(コールセンター):0570-03-5444(毎日 午前9時~午後7時)
75歳以上 |
65歳~74歳 |
16歳~64歳 基礎疾患のある方及び高齢者施設等従事者 |
16歳~64歳 その他一般 |
|
予約開始日 |
5月10日 |
5月21日 |
6月15日 |
6月28日 |
接種開始日 |
5月18日 |
5月21日 |
6月15日 |
6月28日 |
ワクチン供給見込み:5月3日の週に11,700回分、5月20日の週以降は2週間ごとに39,000回分
※ 国は2週間ごとに順次供給し、6月末までに高齢者2回分の配布を予定
2.大規模検査の実施を区長に要望 ワクチン接種と同時並行で
党議員団は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑えるために大規模検査を実施することを求める要望書を酒井区長に提出しました。区は現在、高齢者施設でコロナ陽性者が見つかった場合、濃厚接触者よりも広い範囲での検査を行っていますが、感染拡大防止のためには無症状者も含めた積極的な検査が必要です。
要望書では社会的検査を高齢者施設だけでなく、医療機関や子ども教育関連にも広げることや、変異株の感染状況の把握を行うよう東京都に求めることなどを述べています。
3.第1回定例会報告 本会議一般質問に立ちました
第1回定例会では、本会議と予算特別委員会において共産党議員団から5人が質疑に立ちました。多くの方からお寄せいただいた声や実態に基づき、論戦を行いました。
一般会計予算は基金からの繰り入れを行い区民サービスの削減を防ぎました。また、国民健康保険、介護保険についても保険料値上げを抑える取り組みを行うなどの手立てを取りました。
予算賛成討論へのリンクはこちら
主な質問項目
①PCR検査の拡充ー高齢者施設だけでなく、保育施設などでも定期的な検査を行うとともに、区民も気軽に検査を受けられる仕組みを求めました
②気候変動への対策ー地球温暖化を抑えるために、積極的なCO2削減目標を持つよう求めました
③西武新宿線の区内全線地下化をー野方―井荻駅間の連続立体交差化の検討に関連して、地下の複線シールドを検討しない区の姿勢を質しました
④羽田空港新着陸ルートの撤回をー国内でも落下物事故が発生しており、政府にルート撤回を求めるよう質しました
4.若宮にオープンスペースが誕生へ
区は若宮1丁目にある日本銀行洗心寮について用地を取得し、木造住宅密集地域である若宮の防災性向上やみどりの創出のためのオープンスペースとする方針を発表しました。
5.第1回定例会日誌
①2月17日/本会議 羽鳥が質問に立つ。PCR検査、中野区基本計画や環境基本計画、西武線、羽田新ルートについて質す
②2月18日/本会議 小杉区議が生活保護扶養照会について質問。2019年度に189件で扶養照会を行ったものの、金銭援助が行われたのはわずか1件
③2月25日/予算特別委員会 長沢区議が質問。国民健康保険の子どもの均等割保険料の減免実施を求める
④2月26日/予算特別委員会 いさ区議が質問。コロナ関連支援でライブや演劇、映画など芸術分野を対象として実施するよう求める
⑤3月1日/予算特別委員会 浦野区議が質問。生活保護ケースワーク業務の委託業務について、違法状態の是正と職員の増員を求める
⑥3月12日/区民委員会 中野区環境基本計画(素案)が発表され、CO2排出量を2030年度に2013年度比46%削減する目標が示される
⑦3月23日/本会議 議案「中野区基本構想」が可決。自民・公明・都ファによる妨害許さず。
6.日々雑感 社会的性差(ジェンダー)はどう生まれたか。「性差の日本史展」に行って
昨年、国立民俗博物館で行われた「性差の日本史」展に行きました。身体的な「性」ではなく、「あの人は男っぽい、女っぽい」と言われるような「社会的性差」はどのように生まれたのか。一言で言えば、まさに「性差は作られたもの」と知れました。昨年の日本のジェンダーギャップ指数(男女格差指数)は120位。誰もが「その人らしく」生きられるよう努めていきたいと思います。
第4回定例会の中身を紹介した「はばたき通信」第35号を発行しました。画像はPDFデータへのリンクになっています。記事の中身は以下の通りになります。
1.区民の命とくらしを守る政治の実現を 新年にあたり
新年を迎えましたが、いまだ新型コロナの感染拡大は収まらず、先の見えない状況が続いています。そうした中で、様々な方から生活や生業に関するご相談を受けました。支援制度に届いた方もいれば、届かなかった方もいて、日本の「公助」の弱さを実感しています。今年をみなさんとともに、そうした社会を変える1年にしていきたいと思っています。
第4回定例会 新型コロナの感染を抑える政策を
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑えるには、「検査・保護・追跡」を具体化するしかありません。そのカギとなるのがPCR検査の抜本的拡充です。党区議団は第3回定例会に続いて、PCR検査の抜本的拡充を求めましたが、区はその考えを示しませんでした。
また第4回定例会では第8次、第9次補正予算が成立しました。主な中身は次の通りです。
各種支援制度のご案内
コロナの影響で暮らしが大変になった方への支援制度があります。分からない点などありましたら、お気軽にご連絡ください。
2.核兵器禁止条約がついに発効へ
昨年の10月24日に、核兵器禁止条約の批准国が50か国に達し、今年1月22日に条約が発効します。初めて核兵器そのものを“違法”の存在とする画期的な条約です。しかし、唯一の戦争被爆国である日本はこの条約について、批准する意思を全く持っておらず、世界中から批判と失望の声が上がっています。
区議会で陳情が不採択に
そのような中、第4回定例会で中野区議会に対し、「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書」を提出することを求める陳情が出されました。しかし、結果は不採択。反対は世界の流れにも反するものであり、結果は大変残念です。
賛成19人:共産党、立憲民主党、無所属(むとう、近藤、石坂、小宮山)
反対22人:自民党、公明党、都民ファーストの会、無所属(いながき、立石、竹村、吉田)
3.中野区民アンケートへのご協力ありがとうございます
中野区民アンケートには12月28日時点で4500人以上の方から返信を頂いています。アンケートをきっかけに生活相談に至った方や寄せられた声を議会で紹介してきました。今後、結果の報告を行いたいと思います。
4.第4回定例会日誌
① 11月26日/本会議 来住議員が質問。中野区は羽田空港新着陸ルートの変更を国交省に求めるべきと区の姿勢を質した
② 11月27日/本会議 浦野議員が質問。生活保護ケースワーカーの外部委託問題で区が支払う委託料と事業者の報告書に1年間で数千万円の差があることが発覚。区は「実態を調査する」と答弁。
③ 12月2日/常任委員会 「令和3年度予算で検討中の主な取り組み(案)」が報告される。「区内交通環境整備」が掲げられ、新たな公共交通サービス導入の検討を進めることが明らかに。
④ 12月2日/厚生委員会 区役所新庁舎において、生活保護窓口のみが庁舎外に移転する方針であることが正式に報告される。党区議団は、「様々な窓口との連携も必要な生活保護窓口の移転方針は撤回すべき」と求めた。
⑤ 12月10日/本会議 党区議団が提出した「持続化給付金の再支給を求める意見書」は否決された。
5.日々雑感 美術に親しんでみたい 山口つばさ『ブルーピリオド』
子どもの頃から、上手に作ることのできない「美術」というものに、「自分がなかなか理解できないもの」という苦手意識がありました。この漫画は美術の楽しさに目覚めた主人公の苦悩と成長が描かれた作品です。1つ1つの美術作品にいかに作者の思いが込められ、制作されているのかの一端に触れ、美術を少し身近に感じ、親しんでみたくなりました。